檜尾岳と熊沢岳の間には、難所があるのです。
一枚岩のトラバース
この写真が正にその場所なのですが・・・
写真上から下りて来ます。
実は、私達何故かここを通過しなかったのです??
登山道に添って進んで来たはずなのですが、
この岩の下部を通過したのです。
狭かったのですが、難なく通過。
通過して登ったらこの岩があったと言う訳です?
ガイドブックで見ていたので、すぐ判りました・・が???
難所と言われる箇所は通過したのですが、もう12時
今まで普通に歩くとコースタイム通り又は
早い位だったのに・・・
この時間になっても頂上らしき所が見えない(>_<)
とりあえず10分休憩!
大阪からの2人組も「着かないですね~」
不安ながらも登山道はここしかない。
とりあえず行ってみる事に・・・
また岩場が出てきました。
あそこかな???
12:35熊沢岳到着!
岩場を回り込んだところに
頂上の道標がありました
なんと1時間50分掛ってしまいました
長かったですね。。。
休憩なしで通過 最後のピーク 東川岳へ。
いつの間にかガスも消え
鮮やかな紅葉の山が現れました♪
東川岳と空木岳が見えてきました\(^o^)/小屋はその鞍部にあるはず・・
手前の大きく見える山を越えて奥が東川岳。左に大きくそびえているのが空木岳
さすがに・・・
東川岳を目の前にして・・・
「ここ登らなきゃいけないの? もう足が上らない」
小屋を出てから8時間半
岩稜帯と云うより、
緊張する岩登りを長時間続けてきたので、
疲れはピークになっているはず・・・
でもね、あとこれだけ。超えないとつかないの♪ 引き返せないしね。
「疲れている時、私は、右と左の足を1歩1歩出せばいつか着く。何も考えずに出し続けるの。
あと少し、がんばろう!」
急な岩場を超えて
最後はなだらかな登り
14:20東川岳着\(^o^)/
思ったより早く到着
やったね♪♪
14:50木曽殿山荘着
予定通りの到着です。
荷物を整理した後、
外に出て、コンロでお湯を沸かしラーメンや
暖かい飲み物を・・・
身体が温まりました。山で食べるものは何でもおいしいですね。
大きな表札の前で記念の写真!
日が沈む頃、太陽が顔を出し、
小屋の前の山を真赤に照らしていました。
明日は晴れるかな(^_-)-☆
夕食は味のしみた暖かいおでんと炊き込みご飯でした。
身も心も温まりました★★★
大きなお部屋が1つしかないこじんまりとした小屋ですが、平日なのに満員状態でした♪
最終日。昨日の夕日は何だったんだろう?
朝から濃いガスに被われ、視界も良くない。
岩場が多い空木岳は慎重に一歩一歩歩いて行きます
5:30予定取りガスがたちこめる中、小屋を出発。
宿泊した人達も続々と出発していきました。
昨日の夕食の時にコースの注意点等の説明が
ありました。
空木岳には第3ピークまであり、
小屋から見えるのは第1ピークとの事
6:34まず第1ピーク到着
第一ピークから第3ピーク迄も
岩・岩・岩
途中傾斜のある2m以上ある1枚岩
クラックを頼りにやっと登る
7:26第3ピーク着
近くにいたソロのお兄さんに写真を撮って頂き、4人揃っての記念写真!
これで登りは全て終了(^_-)-☆
中央アルプスは北アルプスと違って指導標がとっても少ない。
地図に載っているのに道標が無い事がしばしば・・・・
地図とにらめっこしながら現在地を確認。真剣に読図に取り組みました。
結局、小地獄は通過を確認できず、大地獄だけ判りました・・が、
昨日までで、鎖場を沢山経験してきているので、4人とも、簡単に通過する事が出来ました
帰りはコマクサの湯で3日間の汗を流し、
名物のソースかつ丼とおそばを頂き、
JR飯田線駒ヶ根駅から岡谷経由で
いつものあずさ30号で帰葉しました(^_-)-☆
今回は女子4人組での山行。2人は登山教室等にも参加した事があるので、さすがですね、2日目の岩場とアップダウンの多いロングトレイルを歩き切りました。もう一人は店のアルバイトのSさん。
若さ爆発。まだまだ行けそうな位元気でした。クライミングが好きなSさんは縦走が初めてだったのに、岩がいっぱいあって楽しかったそうです。
久々に岩を登った感じがしました。私の感覚では、奥穂の吊尾根より大変じゃないかと思いました。
お天気に恵まれ、素晴らしい紅葉に出会え、珍しい自然現象にも出会え、素晴らしい仲間と、無事に終了出来た事・・・思い出に残る山行になりました。 ありがとうございました(^_-)-☆
by yoshiki | トラックバック (0)