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本日の目的地、朝日小屋に向けて下山開始♪
なだらかな岩屑の斜面を下る。
登山道の両脇には更にお花が咲き競う・・・
初夏6月頃に咲くから晩夏8月終わりから咲く花まで・・・
雪解けが遅かったために、各季節の花が一斉に咲き始め・・
今訪れている私達にとってはとても幸運!
清楚なシラネアオイ(上左) シロウマアサツキ(上左中) シモツケソウ(上右中) クルマユリ(上右)
大型の花キヌガサソウ(下左) タテヤマリンドウ(下左中) マツムシソウ(下中) ハクサンイチゲ(下右中) ダイモンジソウとミヤマダイコンソウ(下右)
山域により咲いている花の種類が違うので、本当にいろいろな花に出会えました~(^_-)-☆
お花を楽しみながら歩いて行くと・・・岩が崩壊している場所が見えてきました。
ツバメ岩。何故ここがツバメ岩なのでしょう??不明☆彡
ツバメ岩を過ぎ木道沿いに進むと、ハクサンコザクラが群生する小桜ヶ原・・・
その名の通りハクサンコザクラが群生。
更に進んでいくと、なんと・・・
水芭蕉にリュウキンカ!
雪解け直後に咲く花達。
この場所はつい数日前まで雪に覆われていたようですね☆彡
雪が近づいてきている感じ???
なおも木道を進んでいくと、木道の両脇に雪が・・
そして。。。とうとう木道も完全に雪に被われてしまいました
正面に見えてきた通行止めの看板。
ここが水平道分岐! なるほど! 雪が水平道をびっしりと覆っています。これじゃ無理!やっぱりね(^_^;)
白馬水平道が通行止めの場合、朝日岳の登りがコースタイム1時間半、朝日小屋まで40分の下り。水平道があいていると1時間45分で小屋に到着できる
雪が多いと聞いていたので、朝日岳経由を覚悟してたけど・・・
ほんのちょっとだけ「通れればいいな----」との期待感もあったんだけど・・
通行止めの看板のすぐ右に登山道。いきなり狭くて急登!
最後の登りに備え、休憩・エネルギー補給・水分補給・ストレッチ&スプレー?・・
今回は残雪が多いとの情報に万が一に備え、ピッケル・軽アイゼンも装備。ザックは結構な重さになっている。その上、2月の骨折以来、重たい荷物を背負っての長時間の山行は初めて・・・ちょっと不安はあったのですが・・・
歩きながら右足ふくらはぎにチョットした違和感が・・・
いつも花トレ等で皆さんにおススメしている、足がつった時のお助けマン「魔法のスプレー・クールインフィット」・・・使いました~♪ 準備万全整えて・・・朝日岳目指し、出発しました!
最初からかなりの急登! 樹林帯なので風も入らず暑い!
まだ時間も充分あるので、ゆっくりと休みながら・・・
それにしても、
初日も6~7時間登って来て、頂上直下、最後の急登・・きつかった!
本日も最後に急登が待っていた! 今日もきつい!
樹林帯を抜けると、視界が開けお花畑が・・・・急な斜面にお花がいっぱい・風も気持ちいい!
前を行っていた人、後から来た人・・・絶好の休憩場所に皆それぞれに休憩タイム♪
このコースを歩く人達は、白馬山荘から皆同じコースを歩き、抜きつ抜かれつを繰り返し、
顔なじみになっている。互いに言葉を交わし、励まし合いながらやってきた。
「ここを過ぎればあともう少し!頑張りましょう!」
14:32朝日岳頂上到着\(^o^)/ バンザイ!
女子2人の挑戦・・本日もやりました!頑張りました!
登り切りました♪☆彡
朝日岳から下山道と水平道がここで合流!
朝日小屋が高い所に見えてきました。
え・・あそこまでまた登り(~_~;)
ほんとうに最後の力を振り絞り・・
15:40朝日小屋到着\(^o^)/
朝日小屋からは旭岳・白馬岳・雪倉岳連山が目の前に見えました。
小屋のまわりはチングルマやその他の高山植物が一斉に咲き、
小屋のスタッフも次々と到着する登山者の受付や案内で大忙し
平日だというのに、小屋の前のベンチやテーブルも大賑わい!
ここ北アルプスは、まさに夏山最盛期・・なのです♪
小屋前からみた夕方の景色。日没寸前雲海を茜色に染めて・・明日の天気を約束してくれている
反対側に聳える旭・白馬岳の上空に現れた夕日に染まる「つるし雲」
今日は、雪倉岳頂上からも白馬岳の上空に同じ形の「つるし雲」ありました(^_-)-☆
どんどん変化して、いろいろな表情を見せてくれる・・・曇って良く見るとおもしろい!
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25日朝起きると雲海に浮かぶ北アルプスの峰。
本日も良い天気!日の出は4:48
強風の中、カメラを持ってご来光を待ちました・・・が
だんだん雲が厚くなり、空一面黒い雲に覆われ・・・
日の出予定時間には、小屋は真っ白なガスで覆い尽くされ、景色は全く見えなくなってしまいました(>_<)
長野・白馬地方の天気予報は12時頃から雨!? 山の天気はもっと早くから崩れ始める(>_<)
もうすでに、ここは厚い雲の中・・・・・でも、私達が向かうのは新潟・富山方面・・・
きっと大丈夫。白馬岳の長野側と富山側では雲の動きが違うもの・・・
今日のコースは、白馬岳~雪倉岳~朝日岳 の縦走です\(^o^)/
ガイドブックによると、このコースもお花畑・見どころが満載! 期待は膨らみます!
景色がダメならここには沢山のお花があるさ☆・・ね~
山は花か景色かどっちかだよ・・いつか誰かが言っていました。
6:00風が冷たいので防寒対策をしっかりして白馬山荘を出発しました・・・
まずは、白馬岳・・・・
大勢の人が登って来て山頂は賑やかです。
山頂付近のお花畑を通り過ぎ急な露岩帯では慎重に下り、三国境まで下りてきました。
分岐を左に折れ雪倉岳に向かいます。
いきなり急なザレ場、細かい石で覆われた急な下山道は、滑りやすく、また落石しやすいので緊張します。
良く見ると、周りにはまだ5㎝位の小振りなコマクサが群生していました。白い石の上に小さいピンクの花なので、すぐには気が付きませんでした。両側にコマクサの群生を見ながらの登山道。
真近でコマクサの花を見る事ができるなんて最高\(^o^)/
登山道は緩やかになり・・・
青空はありませんが、いつの間にかガスも切れて、周囲の山並みが見えてきていました。
山の斜面には雪田があちこちに!
登山道を外れた窪地には・・・
背の低いかわいらしいお花達♪
・ハクサンコザクラ
・ミネズオウ(私は初めての出会い♪)
・アオノツガザクラ
ここでも足が止まって・・・(^_-)-☆
ハイマツの広がるガレた登山道の続く斜面に
鉢ヶ岳の雪渓が見えてきました。
写真では良く分りませんが、鉢ヶ岳の雪渓まで
ずーとお花畑が続いています。
山の斜面に広がる雪田を背景に、お花達の大競演 (^_-)-☆ 色々な種類の花達が咲く広大なお花畑が見渡す限り広がっています。
・手前にイブキジャコウソウ・奥にミヤマダイコンソウ(左) ・チシマギキョウとコゴメグサ(左中)
・コマクサとミヤマダイコンソウ(右中) ・ミヤマムラサキ(右)
噂の鉢ヶ岳の大雪渓。
例年より大きな雪田
・・・遥か遠くまで続いています。
白馬岳周辺屈指の規模を誇ると云われるお花畑も・・・今年はまだ雪の下のようです♪
鞍部に立つ雪倉岳避難小屋。
最初はなだらかな雪倉岳の登り・・
登るにつれて急登に!
ザックを背負って接写でお花を撮るのって結構大変なんですよ。
お腹をザックの腰ベルトで圧迫され、また手振れを起こすので、息を止めて撮っています。
だから、お花の写真と撮った後は急登でなくても、ハーハーゼーゼー。急登の時は呼吸が更に苦しくなるので・・なるべく撮らないようにはしているのですが・・・・
苦しくても撮らなきゃ☆☆☆彡 先を行くNさんには随分お待たせしちゃいました<(_ _)>
下記のお花達は私にとって「初めての出会い」の花ばかり・・・
・クモマグサ(左)図鑑では良く見ていましたが、実物を見るのは初めて
・たぶんミヤマハンショウズル?(中左)図鑑でも見た事は無く、本当に初めての出会い
・ウルップソウ(右中)咲き終わったのは見た事があるのですがちょうど見頃は初めて
・たぶんチシマクモマグサ(右)?この花も全く初めての出会い。なんか違う・・とりあえず写真に!
雪倉岳頂上到着♪・・・
本日2座目\(^o^)/
ガスも切れて360度の大展望!
残雪が豊富な白馬岳・旭岳方面(下左)
今朝の出発地!あそこから歩いて来たんだ・・・
本日の目的地・・・朝日岳。朝日小屋も見える! (右)
小屋が米粒みたい・・あそこまで行くんだ~・・・
一歩一歩・・歩いて行けばいつか着くね☆彡
→≪後編≫に続く
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お花達やライチョウの出現に癒されながらも・・
来た道を振り返ると長~く続いている登山道(写真上)
目の前を見ても雲の中に延々と続く1本の道(写真下)
なだらかな・・でも果てしなく続く登山道。
「あそこの頂上がそうかも?」2人共希望的観測☆
「あと2回位山を越えれば小蓮華に着くよ」
休憩していたお兄さんが教えてくれました(^_-)-☆
「あと2つですか? うぅ・・頑張ろう☆」
夏の最盛期ですが、大雪渓を登る人が圧倒的に多く、栂池から白馬を目指す人は少ない。
歩いている人はまばら・・・・
小蓮華山頂 到着♪ 目指す白馬岳は相変わらず雲に覆われ、姿をみせてくれません。
道標の先に聳えているはずなのですが・・・
ここまでくれば・・あと1時間半で白馬岳山頂\(^o^)/ しばし休憩♪
大雪渓から白馬岳を超えてきた人に出会いました。大雪渓は大渋滞していたとの事。平日なのに、さすがですね。白馬岳大雪渓は富士山に次ぐ人気の山なんだそうです♪
風が強くなってきました。ガスも急に吹き上げて来て、あたり一面真っ白になったかと思うとあっという間に消えて、周りの山並みがすっきりと見渡せるようになったり・・これも良いですね。
三国境まで平坦な道を30分で三国境到着!
明日は、ここまで下山してきて、ここから
雪倉岳方面に向かうのですね~ここです。
三国とは長野県・新潟県・富山県。ここの地点が3県の県境になっているのでこの名前がついているのだそうです。
頂上まであと残すところ1時間の登り! さあ元気をだいして最後の一頑張り!・・・
でも・・・重たいザックを背負って行動時間7時間以上。結構疲れている((+_+))
この1時間の登山道のお花達はすごかった! 延々と続くコマクサの大群落・
上がってくるガスにけむる夏の高山植物の代名詞ハクサンイチゲ・シナノキンバイの大コラボレーション・ウルップソウ(八ヶ岳と北アルプスのみで見られる)の大群落・一度見たかったミヤマクワガタがいたるところに・・・そして今まで見た事も無い、図鑑でも見た事のないお花達・・・・
ほんとうに、図鑑に載っている花が全部見られるんではないかと思うくらい・・お花に圧倒!
お花畑も一段落。目の前には急な岩場の登山道。 えぇ---ここ登るの???
ゆっくりゆっくり登ります。
1歩ずつ歩いて行けばいつか必ず着く。一歩一歩・・・・・・右・左・右・左・・・
苦しくなった時、いつも自分にこう言い聞かせながら歩きます。あと少し、あと少し・・・
そう云えば、そう・・18年前にファミリー登山でここ白馬岳に登ったんでした。
大人気の大雪渓から登り、栂池に下山。私達が今登ってきた道を下ったのですね。
この白馬岳ファミリー登山は忘れられない登山になったのでした。
白馬に来る途中のパーキングで、当時予備校生だった長男が、高体連のスキー合宿に参加した帰り、交通事故に遭った事を知りました。
その後、運転をしていた長男の先輩の親御さんから「念の為に知り合いの病院に入院するけど、大した事は無いから大丈夫。」との連絡があり、私達は予定通り白馬岳に登りました。
心配だったので頂上に到着してすぐに連絡を取ると、「内臓破裂の危険性があり、絶対安静。万が一の時は緊急手術になります」との事。
「とは言ってもここは白馬岳の山頂。でも何とかしなければ・・」
頂上から親戚のおじさんに連絡を取り、手術の際の保証人にお願いし、大至急下山する事に・・
眠れぬ夜を過ごし、朝4時に下山開始。小4の長女、高1の二男、お父さんと私。雪渓を降りるのは私達には危険なので、遠くてもより安全に降りられる栂池に下りる事に。
心は焦っても安全に下らないと・・・休憩時間もそこそこに・・・家族皆で必死で歩いたわね。
今私が登っているこの登山道を・・・
細かい事は全然覚えていない。頂上直下が岩場で下るのに大変だった事、白馬大池が綺麗だった事、とにかく、とっても長かった。帰りの高速道路も夏休み最後の日曜日で大渋滞。
朝4時に白馬山荘を出て、家に着いたのは翌日の朝2時。その間次男は運転するお父さんが眠くならないようにと一生懸命話しかけていました。
結局、病院の皆さんのお蔭で大事には至らず、手術もしなくて済みましたが、でも一生忘れられない出来事になりました・・・・・・
この最後の苦しい登り。18年前を思い出しながら登っていました。
「この岩場を過ぎれば、なだらかになるよ!なだらかになったら頂上だよ。本当にあと一頑張りだよ」・・・岩場ですれ違う為に待っていてくれたお兄さん、必死で登る私達2人に、声をかけてくれました。最後の力を振り絞って登って行きました(@_@;)
16:10 白馬岳頂上到着!ヤッター!
予定通り!
2人共今までの疲れも吹っ飛びました!
出会った人は少なかったけど、
皆、優しかったね。
私達、登れましたよ~~
皆さん---ありがとう!!!!!
白馬山荘からは素晴らしい景色・・・・目の前には白馬3山。その後方に剱岳が聳え・・
素の山並みを南にたどって行くと・・・・
ちょこんと尖った槍ヶ岳が雲海に浮かび、穂高岳がその隣に聳えて・・・
これは、きっと、頑張って登ってきた私達へ神様からのご褒美でしょう♪
刻々と変化して行く北アルプスの山々・・・吹いてくる風は冷たく、夏とは思えない。
ここは別天地。何時までもいつまでも眺めていました\(^o^)/
→≪2日目≫に続く
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残雪! 色とりどりの高山植物のお花畑! 雄大な景色!
きつかったけど・・・そこには私の大好きな山の風景が広がっていました\(^o^)/
北アルプス、北端の山、お花の山・・・
朝日岳・白馬岳・・・残雪&お花の最盛期に訪ねる旅☆彡☆彡
昨年は台風で止む無く中止((+_+))
来年こそは・・と心に決めて
2年越しの憧れの山旅・・・行く事ができました♪♪
今回のお花の写真や景色の写真は季節のスナップ写真館でご覧頂けます。つたない写真ですが、夏の北アルプスの雰囲気を味わって頂けたら嬉しいです。
2012年7月23日(前泊)~26日
メンバー:登山教室のNさんと2人♪
コース:栂池~白馬大池~白馬岳~朝日岳~蓮華温泉
白馬岳も朝日岳もお花の山・・超楽しみ♪
山旅の初めは・・・栂池のゴンドラ&ロープウエイ・・・
栂爺が愛嬌のある姿でお出迎えしてくれました (^_-)-☆
本日目指す白馬岳の稜線をバックに記念写真♪
あそこまで行くんだね~遠いね~
さぁ~白馬岳目指して→しゅっぱ~つ☆彡
さすがに花の山
歩き始めると・・・早速可愛らしいお花達が出迎えてくれました(^_-)-☆
上:アカモノ・ベニバナイチゲ・イワカガミ
下:ミヤマキンポーゲ・タテヤマリンドウ
ベニバナイチヤクソウ
いずれも図鑑で良く見る高山植物の有名処♪
これだけ咲いていたら・・・だめですね~
テンションが上がり、足が~なかなか前に進みません(?_?)
そうは言いつつも、先を急がねば・・
本日目指す白馬岳は遥か彼方♪頑張って歩きます・・・・
視界が開け、木道が出て来て・・・天狗原到着!
広くて気持ちが良いので、大勢の人が腰を掛けて休憩!
これから向かう乗鞍岳の斜面が見えています。
雪渓の雪・・・多そうです!
乗鞍岳の斜面にはやはり、例年より多めの雪が残っていました。
急登ですが、雪も柔らかく、ロープも張ってあるので
トレッキングポールを使い、アイゼン無しで・・
慎重に高度を上げて行きました。
本日の最大の難所♪
岩場と雪渓が交互に現れる斜面、数回通過・・・
雪渓が終わると・・登山道は平坦になり、また、お花達のお出迎え\(^o^)/
鮮やかなピンク色のタカネイバラと黄色のミヤマダイコンソウ
そして・・遠くに乗鞍岳のケルンが!ハイマツの広がる奥の方に見えてきました(^_^)/~
最大の難所を無事通過!
乗鞍岳頂上到着\(^o^)/
平日なのに若い子達がいっぱい!
「都内の高校の全員参加のトレッキング」との事。パワーが溢れています。その高校生が記念写真を撮ってくれました☆
頂上からは白馬大池山荘の赤い屋根が見えています☆彡 白馬大池の周りも有名なお花畑!
花の白馬岳・・・これからが核心です。楽しみですね\(^o^)/ 景色も雄大になって来ました♪
白馬大池&山荘の赤い屋根
真っ白な雪渓が残る山々・・・
粗い岩と一面に広がるハイマツ
アルプスの素晴らしい景色が、目の前に・・・☆☆☆
素晴らしい!!!!
白馬大池に残雪の山&赤い白馬大池山荘が映っています・・
そして池を彩るハクサンイチゲ
見たかった景色、
目の前に広がっています☆彡☆彡
大池の周りには期待通り・・・
ハクサンコザクラの群生
イワカガミの群生
チングルマの群生
可愛らしいお花達のお花畑が見渡す限りに広がっていました!!!!
写真を撮ったり、景色を楽しんでいる間にあっと云う間に30分でした。
急ぐ時は急ぎ、楽しむ時は楽しむ! これがTOYOKO流、山の楽しみ方\(^o^)/ エヘェ!
白馬大池を後にし、次は小蓮華を目指します。
なだらかで広い登山道・・・
登山道脇には見渡す限り高山植物達が・・・
チシマギキョウ
ウサギギク・・可愛い!
コマクサも風に揺られています
お花達も、高所に咲く高山植物達に・・(^_-)-☆
コオニユリ
いつみても可愛い
コケモモの花
ミヤマダイコンソウの群生・・
そして、ガスがかかった残雪の山
雪渓の上に、ライチョウの親子発見!
夏毛に変わったライチョウは雪の上では良く目立ちます。
あちこち動き回っている子ライチョウ4羽、母ライチョウは心配そうに追いかけて大忙し♪
人間もライチョウもおんなじですね♪ お母さんは大変♪
→≪後編≫に続く
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前からパンフレットを見て、いつか行ってみたいな~・・と憧れていた山。でもね・・・遠いし、いつ行けるのかな???
歩きにすと倶楽部(ヨシキの登山教室の講師をお願いしている)からのお知らせ・・・「秋田駒&森吉山企画」火・水・木・・・
何と!私にピッタリの日程ではありませんか♪
これは参加するしかない!・・以外に早く実現できました(^_^)/~
7月3日~5日で森吉山・秋田駒が岳2座を登る日程。
初めて乗る秋田新幹線。角館集合! 3時間程度で秋田到着!早いですね(^_-)-☆
角館からは3日間チャーターバスで移動。いよいよ秋田の花の山旅がはじまります♪
初日は、船でクルージング。明日目指す森吉山を船上から確認。
まだ雪渓が残っているようです。
クルージングの後1時間程度の軽いトレッキングを楽しみ
本日の宿泊地森の中の一軒宿・・・「森吉山荘」に向かいました。
移動途中、可愛らしい1両の電車に合いました。
山の中に突然現れる、立派な宿です。山荘とはいっても山小屋ではなく、食事もおいしいし、温泉もあり、ホテル感覚の宿でした。
4日 森吉山登山 本日快晴!
本日の登山・・・阿仁スキー場のゴンドラから始まります♪
平日なので人はあまり多くありません。
ゴンドラ頂上駅からは高原の湿原トレッキング系。標高差もあまりなく草原や湿原が続き、気持の良いトレッキング。歩き始めると早速・・花・花・花・・・・\(^o^)/
関東の山でのおなじみの花もいっぱい咲いています。
個人山行ではないので、ちょっと控え目に写真を撮っていたのですが・・・
普段あまり見られない花が次から次と出てきます。
左・・イワナシ
中・・?
右・・ウスバサイシン?
今年は花が遅れているから「シラネアオイ」がまだ咲いているかも・・・の情報は入っていたのですが・・
下山して来た方が「シラネアオイも咲いていますよ」
「えっ♪ほんとうですか?」希望が出てきました(^_^)/~
私は今まで、実物のシラネアオイを見た事が無いのですよ~
ついに発見! 薄紫色の咲き始めたばかりのシラネアオイ♪
登山道のすぐ脇に咲いていました・・・・・・\(^o^)/
もう一つのお目当ての花「ヒナザクラ」
白い色をしたハクサンコザクラと云った処でしょうか・・・
背丈10㎝、花は1㎝位・・可憐で清楚な花です。
白い小さい花が群生しています。
そうかと思うと、登山道脇にまるで雑草のように何気なく咲いていたり・・・
背丈20㎝程の水芭蕉も咲いています。
その向こうに白く見える点々・・・・
その点々はなんと!ヒナザクラなんですよ♪
ヒナザクラと水芭蕉のコラボ☆☆☆
これは森吉山でしか見られない風景?
緑色の中に白色の清楚な花達が一面に広がっていました。
歩きにすとの太田講師と参加者の皆さんで
森吉山頂上で記念撮影!
初めてお会いする方も多かったのですが、
皆さん優しくて、優しくて・・・3日間とっても楽しくそしてとっても癒されました(^_-)-☆
5日 秋田駒が岳登山の日、早朝未明・・・
ホテルの前は真っ白、雨はだんだんひどくなり。
雷が鳴っています。
朝食後、太田さんから「雷雨注意報が一日中出ていますが、様子を見て、1時間位登りたいと思います」とのお話・・・
それを聞いた参加者「え~~」
外で鳴り響く雷にテンションは上がらず、みんな揃って全く登る気なし・・・
その様子を察して・・・
「じゃ、名所見物に切り替えましょう!」
「どうせなら、乳頭温泉に行きた~い」
雨の中の名所見物は、田沢湖のたつ子像を見学し、角館の武家屋敷経由、乳頭温泉行。
右の写真は乳頭温泉鶴の湯入口
左右に並ぶのが、湯治の宿舎・・・
初めての乳頭温泉。湯治場の温泉として有名。
一瞬時代が逆戻りした雰囲気。
内湯は2~3名しか入れず、
ほとんどが露天風呂。
女性専用の露天風呂はありますが、
男性専用は無く、男性は混浴に・・・・
右の写真が温泉なのですが、
上が女性のお風呂、乳白色で20人位が入れる大きさです。
下の川の流れに沿って建てられているのが
混浴の露天風呂。
一応カヤで覆われて見えないようにはなっていますが。。。覗けます\(◎o◎)/!
森吉山は本当に全山花の山。他の山では見つけると嬉しくなってしまうお花達も、普通の景色の一部として咲いている。素晴らしい山でした。
秋田駒ヶ岳は登頂を果たす事が出来ませんでしたが、
思いがけず、秋田の名所旧跡を見て、東北地方の文化の一端に触れる事が出来、また超有名な乳頭温泉体験もでき、これはこれで、とても良い経験になりました。
3日間超癒され、リフレッシュして帰ってくることができました。
いつも、個人山行は挑戦型が多いのですが、たまには、こういう癒し系も良いものですね。
7月下旬には白馬岳から朝日岳の縦走を予定していますが、ここも花の山♪
今年はお花がいっぱい見られそうで楽しみです\(^o^)/
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