紀美子平から奥穂高岳に続く
吊尾根はこのような険しい
登りがつづきます。
ファミリー登山の時・・
こんな大変な所を下ったのですね。
当時私は登山と云ったら年に1度のファミリー登山だけ。
だから、お父さんの言うままに子供たちと歩いていただけでした。
今思うと、あの時、お父さんは、
「山の事を何も知らない私達ファミリーを良くここ迄連れて来てくれたものだ」と思います。連れてきた本人はきっと、心の中では「ひやひや」の連続だった事だと思いました。
山ヤのお父さんとしては、きっとこの素晴らしい景色を私達に見せたかったのでしょうね♪
吊尾根途中からの景色
左:上高地に続く岳沢
下左:来た道を振り返ると、前穂高岳と
鋭い岩峰の前穂高岳北尾根が
そびえていました
下右:残雪が多い涸沢とその奥に常念岳
青い空と入道雲。目の前には盛夏の北アルプスの雄大な景色。ホント!見渡す限り全部山山山★
全員奥穂高岳到着!
赤いシャツでバンザイして元気そうにしているのが私(^_-)-☆ 通算4度目の登頂。
一番高い所に祠が祀られています。
山頂の祠の下にも石の祠がありますね。
写真を撮っている間に、ガスが急激に吹き上げて来て、辺り一面真っ白…
そう云えば・・・この下の祠を見て思い出しました・・・♪
17年前にファミリー登山で来た時、朝が弱い娘、
よっぽど眠かったらしく、この祠の前で寝ちゃってましたね~ほんとに!
有名なジャンダルム。
一般登山道ではありますが、普通の人は行けない険しい岩峰が続きます。
勿論私は、技術がないので、ガイド山行になりますが数年前から是非行きたいと思っているコース、でも、なかなかタイミングが合わなくて・・・・
いまだに実現していないのです(>_<)
13:30穂高岳山荘到着
到着すると、怪しい黒い雲が湧き上がって来て・・
とうとうぽつぽつと雨が落ちてきました。
小屋に着いてからで良かった!
ラッキー!
その後、スコールみたいな雨が
降ったりやんだり・・・
最近良く云われていますが・・・
やっぱり、日本の気候は亜熱帯に
なってきているのでしょうか????
日が落ちる頃、小屋の後ろの空が少しだけオレンジ色に染まっていました★
3日目 朝、大きな雨の音と、雷の音で目を覚ましました。雷が止むのを待って予定より少し遅れて穂高岳山荘を出発。
本日も涸沢小屋までは全員ヘルメット着用!
ザイテングラードは濡れて滑りやすくなっているので
慎重に降りてきました。
前穂高岳をバックに講師の太田氏とスタッフでハイポーズ!♪
私が着ている赤いジャケットは、
今年話題のファイントラックのレインウエア「エバーブレスホトン」
「通気性とストレッチで快適性と細身でレインらしくないシルエット」が売り・・・
今回着心地のフィールドテストをしてみました。(※感想はブログの最後に)
ジャケットの下に着ているのはレインスカート!巻きスカートになっているので、風が強い時以外、快適便利★しかも超コンパクトで、着脱もあっという間に出来ます。
ヘルメットにレインスカート・・・自分で見てもユニークな組み合わせだな(笑)と思いますが・・・
「安全と快適便利」な事は間違いないですよ\(^o^)/
写真はザイテングラードが終了後のトラバースルート
昨年、ザイテングラードの落石でおじいちゃんとお孫さんが死亡する痛ましい事故がありました。
このトラバースルートにも岩雪崩の跡がありました。そしてこの「落石注意」の看板。これを見ると、いつ落石があってもおかしくない状態。多くの場所で崩壊が進んでいるようです。
前穂高・奥穂高等の穂高一帯は岩稜地帯ですが、私達以外にヘルメットを被っている人はほとんどいませんでした。でも今の山の現状を考えた時に、自分の身を守る為には、なるべくヘルメットをかぶった方が良いのではないか・・と実感しました。実際被ると、違和感があったりはしますけどね(@_@)
涸沢です。
今年は雪が多いと聞いていましたが、やはり多そうです。
一昨年前穂高岳・北穂高岳のバリエーションルートに挑戦した時にお世話になった涸沢小屋!
そのテラス・・思い出の場所で記念写真・・ハイチーズ!
・・・と思ったら、
右隅にブルーのウエアを着た男性がこちらを向いて写っています。見覚えのある顔?!
なんと、その時お世話になったガイドのKさん★でした。
実は、マムートの150周年記念パーティで、弊店社長が、涸沢小屋の社長さんにお会いして、お世話になったとの事、小屋に着いたら是非ご挨拶を・・・と思い、
まずお世話になったKさんを訪ねて行ったのですが、生憎留守、言付をお願いしてテラスに出て、休憩していたら、社長さんがわざわざ出て来て下さり、ご挨拶をする事ができました。
そしたら、Kさんも仕事から帰って来て、お会いする事が出来た・・と言う訳です。
そして偶然にも写真に写っていたのです。これって偶然?(^_-)-☆
左:通常だとこの時期沢の上には雪が無い筈なのに・・この雪は沢に上に積もっているます。注意しないと、沢に落ちてしまいます。落ちたら冷たいでしょうね(笑)
中:本谷橋 ほとんどの人が休憩をしていく場所。とても賑わっていました。
沢の水は冷たくて気持ち良かった♪
右:横尾 槍・穂高の起点になる場所。最盛期でとっても賑やかでした。
7月下旬に個人山行で訪ねた「白馬岳」今回の「前穂高岳・奥穂高岳」・・・・
両方北アルプスの人気の山でしたが、振り返ってみると、両方17~8年前(二男が高校生で娘が小学校高学年)にファミリー登山で登った山。
子供たちは親にいやいや付いて来て・・・
それでもなんとなくさらっと最後まで歩いてくれた。
今思うと、小学生にしたら両方結構きついコースだったろうに・・・
今回、たまたま機会に恵まれ、登る事が出来、当時の色々な出来事が思い出されました。
その子供たちはもう皆独立していますが、改めて感謝の気持ちで一杯になりました。
今年の山旅・・・今までとまた違った、感慨深い思い出に残る山旅になりました。
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■ファイントラック エバーブレスフォトン(レインウエア)
特徴:①透湿性が高い ②リンクベントで更に蒸れを解消
③ストレスの無いストレッチ性
着用時の状況は、あまり蒸し暑くなかったので、
①と②の透湿性や換気については、はっきりとは判りませんでしたが、着用していて、少なくとも蒸し暑さは感じませんでした。
②のストレッチ性は、前のファスナーを閉める時は、
確かに腰のあたりが、びったりでちょっときつめ?・・と感じましたが、ザックを背負って歩いている時は、窮屈さは全く感じませんでした。逆に細身なので動き易かったです。
高価な雨具なので、更にテストを続けてみたいと思います。
by yoshiki | トラックバック (0)