2010.08.17-20 なんと無謀にも(?)前穂北尾根・北穂東稜バリエーションルート入門コースにヨシキスタッフ水野さんと2人で挑戦♪ 私達の実力以上の挑戦に力を貸してくれたのは・・・
雲ひとつ無い天気。
モルゲンロートにそまる穂高連峰(下)
朝の爽やかな空気の中で
ガイドさんの手際のよいリード&サポートで
気持ちよく高度を稼いでいきました。
右:2峰にて、風間ガイドと・・・谷ガイド撮影
昨年山の雑誌を読んでいた時、目に留まったのが、前穂と北穂のバリエーションルート入門コースの記事。そこから見える素晴らしい景色と楽しそうに登っている写真。
いいな・・・私も登って見たいな・・・登れるかな?????
涸沢小屋のスタッフがガイドもしてくれる?!
これだ! ガイドしてもらえるんだったら何とかなるかも(^_-)-☆
これが今回の挑戦のきっかけでした(^_-)-☆
年が明け2010年のスケジュールを作成する時期になり・・・仕事のスケジュールの合間に密かに個人山行のスケジュールも入れ、一番空いていると思われるお盆後の平日に決定!
夏が近づいてきたある日
「北アルプスの前穂の北尾根と北穂の東稜に行くけど・・行かない?クライミングの要素もあるよ」
スタッフの水野さんに声をかけました。
「行きたいです」・・・この時この計画は決定し、実現に向けて準備を進めることになったのです。
「山と渓谷社から前穂と北穂のDVDがでましたよ」スタッフからの情報に・・・とりあえず購入
「DVDを見た?」
「あんなとこ行かれるんでしょうか?大丈夫でしょうか?心配になってきました」
水野さんちょっと動揺ぎみ?・・・・
私も・・「うぅぅ~ん。大丈夫かな????」・・・と一瞬脳裏をかすめました。
「でもね、ガイド付きだからなんとかなるわよ。DVDでみると怖そうだけど、その場に立てばなんとかなるものよ」・・・と深くは心配しない性格の私。
そうは言うもののまわりは心配そう・・・
その日から登山靴を履きお店のウォールで1日10分のトレーニングを開始しました。
マッターホルンの時のように・・・
今回の予定:
16日 21:30新宿からさわやか信州号にて出発
17日 6:00上高地着~涸沢小屋
18日 前穂高岳 涸沢小屋~北尾根~前穂頂上~奥穂高岳~ザイテングラード~涸沢小屋一周コース
19日 北穂高岳 穂高小屋~東稜~北穂高頂上~南稜~穂高小屋
20日 涸沢小屋~上高地
新宿から夜行バスで翌朝上高地着の予定。
当日中に上高地から涸沢まで行くにはどうしても夜行バスで行かないと難しいので、夜行バスで行く事に・・・
16日の夜はとっても蒸し暑く、バスを待っているだけで汗が噴出してきます。
でもね(^_-)-☆・・・明日、目を覚ましたら別世界の上高地・・涼しい空気が待っています ☆彡☆彡
6:00上高地到着。空は真っ青。空気もひんやり。
やっぱり下界とは別世界♪
駐車場のおじさん「今日は久々に穂高の山が全部見えるよ。久々の天気だよ!運がいいね~」
平日なのに、さすがに上高地、大勢の人がいます。
焼岳が朝日を浴びて輝いています。
本日は晴天なり\(^o^)/
登山届けを出して出発!
今まで上高地には幾度となく来ていますが、朝着は初めて・・・・
梓川からは朝もやが湧き上がり、その、朝もやが朝日に照らしだされ・・・神秘的な気分。
心が洗われるよう♪ 清々しい朝です(^_^)/~
今日は涸沢まで行けば良いので、のんびりと・・
河童橋で使用前の記念写真を撮り、
明神までは遊歩道を行く事に
ここでも池面からもやが立ち込め
光を浴びて輝いています。
池面は風も無く静か・・・
空も、山も、木も、朝の静寂さも・・そのまま映しています。
明神到着。穂高奥宮に参拝し、明日からの安全と成功をお願いしました。
明神館着。ここも賑やか・・・
親切なおじさんが2人の写真を撮ってくれました。
後には明神岳がそびえています。
登山道脇には高山植物や山野草が可愛らしい花を咲かせていました。
ススキも朝日を浴びて・・・・山はもう秋の風情でした。
さすがに北アルプス。かわいい花がいっぱい。今日は急ぐ必要が無いので・・・涸沢までは花トレ状態。写真を撮りほうだい(^_-)-☆ 久々に出会った花、初めて出逢った花・・花との出会いはうれしいですね。
横尾到着:
明日挑戦する前穂が見えています。
明日はあの頂上にいるんだね~
本当に私達・・・登るんだろうか?!?!
ここまで来ても自分達があの目の前にそびえる切立った峰に登る・・・・という実感が無い
・・別世界の事のようなんですよね~
横尾橋。この橋を渡れば・・その先は涸沢。
ここからも前穂の北尾根が見えてますね。
本谷橋で休憩タイム。
朝は涼しかったのですが、ザックを背負って歩くと
汗は噴出してきます。
流れてくる冷たい沢の水で顔を洗う・・・
ほてった顔に気持ちいい---------。
気分が良くなったところで出発!
涸沢まであと2時間です。
気を取り直して歩き出したものの・・・・
やっぱり暑い!
拭いても拭いても汗が出てきます。
だんだん足取りも重く・・・
この道こんなに遠かったっけ(~_~;)
あせらず急がず一歩一歩
お花は咲いているのですが・・・
余裕がなくなり・・帰りに撮ればいいや(>_<)
涸沢ヒュッテと涸沢小屋の分岐。
昨年は左側の沢に雪渓が残っていたのですが今年は全く無。雪は昨年より少ないようです。
涸沢下部到着! 小屋も見えてきました。あぁ~あと少しだ(*^_^*)
でも、そこからが遠かった。見えているのに歩いても歩いても近寄ってきてくれない小屋。
前を歩いている水野さんもペースは上がっていない様子。
後で話したのですが・・
水野さんも「上高地から涸沢までが一番きつかった。特に小屋が見えているのになかなか着かない。」
同室になった人に聞いても、小屋までがとてもきつかった・・との話。
やっぱり、夜行バスの朝着きで、ここまで来るのは大変なんですね。
今までの山行で一番疲れたかも・・・・。
14:30涸沢小屋着
宿泊の受付を済まし、ひとまず部屋へ。
涸沢小屋は連泊でも毎日受付をします。
涸沢小屋のテラスは気持ちですね。
高い所にあるので、涸沢全体が見渡せます。
勿論前穂高岳のぎざぎざ稜線も目の前です。
とうとう来てまった涸沢。
なのに、ここまで来てもまだ実感が湧いてこない?!
如何なんだろう?????
それでも・・涸沢の風は、空気は、気持ち良い♪
このテラスにボーと座っているだけでいい。
なんか時間がゆ~っくり流れていく・・・・・・・・
この道標も趣があっていいね。
一度見たら忘れない。
「初めまして!今回、ガイドさせて頂く風間です。食事の後に装備点検をしますので食堂に来て下さい。」
「宜しくお願いします!」
食堂に行くと、支配人の谷さんと、風間さんと2人。
「今回は前穂頂上までは2人でガイドさせて頂きます。その後は申訳ありませんが、用事がありますので先に下山させて頂きます」と谷さん。
「ガイドをさせて頂くに当り、安全を最優先させて頂きますので、ロープをつけさせて頂く事が多くなると思います。初めてガイドさせて頂く場合はガイドとお客様は100対0です。」
明日のコース:涸沢小屋~5.6のコル~北尾根~前穂頂上~紀美子平~吊尾根~奥穂高岳山頂~奥穂高岳山荘~ザイテングラード~涸沢小屋 涸沢ぐるっと1周コース
「明日はお天気が良い予定です。しかし、距離が長く、時間もかかるので、荷物は最小限に、午後は夕立が来る事も考えられますので、3時起床・3時半出発にします。」
「朝ごはんはどうするのですか?お昼は?」「朝はおにぎりを作ります。昼食は山荘で」
「わかりました。宜しくお願いします」
早朝の出発になるとは思っていましたが、3時起床(~_~;)
起きられるかな~~大丈夫かな~ あしたのコースの事より起きられるかどうかの方が心配(~_~;)
打合せの後外に出ると、夕日に照らされた前穂の頂の上にお月様がくっきりと・・・
とっても綺麗!
明日はきっといいかもしれない\(^o^)/
素晴らしい明日が来る予感♪♪
部屋に帰ってすぐ明日の準備。目覚ましをセット。
「あした3時、明日3時」とぶつぶつと自分に言い聞かせて19時30分お布団へ
to be continue。。。
by yoshiki | トラックバック (0)