5/4 本日は爺ヶ岳南峰に上り返し、扇沢まで。そして温泉♨
今日の朝は雲行が怪しく、朝日も半分雲に隠れていました。
稜線は風が強く、正面から風を受けると、息が出来ないくらい。
しっかりしないと風で飛ばされそうに・・・
顔は痛いくらい冷たい・・・
爺ヶ岳の頂上を過ぎ、下山するにつれて、気温も上昇!
吹いてくる風が心地よく感じられ・・・
冬装備から春装備に・・・そして夏装備に・・・
扇沢到着! 気温は28度。ふきのとうが元気に顔を出していました。
薬師の湯で汗を流し、私の年に1度「残雪期登山」は無事終了したのでした。
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今回の山行は時期もGWでお天気も良さそう。
厳冬期の装備を持参しましたが、
■初日実際に登る時の服装は
※機能タイツ(CWXオールシーズンタイプ)+防風素材の薄いハーフパンツ+夏用スパッツ
・上衣
【1番下】(1)ファイントラックフラッドラッシュスキンメッシュ半袖
【2番目】(2)アイスブレーカーメリノウール半袖
【3番目】(3)ハスキーフリースハーフジップネック長袖
稜線に出て風が出てきたのでウインドブレーカー着用
(4)マムートゴアテックスウインドブロック(写真)
■2日目のレイヤリング
※機能タイツ(CWXオールシーズンタイプ)+防風・保温・ストレッチ性のあるソフトシェルパンツ+夏用スパッツ
・上衣・・・初日の(1)(2)(3)(4)+レインジャケット
1日目登り→稜線歩き・・・
(1)は汗戻りをさせず、汗冷えを感じさせない・・と説明されている商品です。登りなので、薄着でも汗をかきましたが、実際、稜線に出て風に吹かれても汗の冷たさは感じませんでした。私以外にも今回の参加者は6人中4名が使用していました。
(2)(1)の商品は(1)を着た上に吸汗速乾のウエアを着ないと効果を発揮しないのですが、気温が低い時は保温性もある吸汗速乾ウエアを着ないと寒くなってしまうので、適応温度の非常に幅広いメリノウールは最適です。この時期には1枚で着ると涼しいし、重ね着をすると暖かくなり、今回の参加者でも6名中4名が(1)+(2)のレイヤードでした。私は、メリノウールは汗の臭いも付かないしこのコンビはこの時期山では最強の組合せではないかと思っています。
(3)ウールは風を通すので、強風時は寒くなるので、私は(3)を重ね着しました。この商品はウールより風を通さず(風は適度に通します)、ナイロンのように蒸れないので、行動着としては高機能製品だと思います。更に超吸汗速乾なので、真夏はこれ一枚でトレッキングをしています。うれしい事にこの商品も汗の臭いが付かないので、連続で着てもOKです。
爺ヶ岳の頂上から冷池山荘までは風が非常に強く、風も冷たかったのですが、上記のレイヤリングで大丈夫でした。ただ、顔はとっても寒かったので、サングラス・目出帽は着用したほうが快適だったと思います。
2日目は稜線歩き
防風・保温・ストレッチ性のあるソフトシェルパンツは非常に快適でした。強風にも係わらず冷たさ・寒さは全く感じられず、ストレッチ性もあり、擦れる音もしないので快適でした。
上衣はメリノウールの半袖の上に夏用メリノウール長袖の重ね着+ウインドブレーカー。
一番上には雨具のジャケットを着用して、出発しました。少し歩くと暖かくなってきたので、レインジャケットは脱ぎました。
その後はウインドブレーカーで行動しました。この④は今回初めて試してみました。薄くて心配だったのですが、結局上着はマウンテンジャケットを着ずに、寒い時は「薄手ジャケットonジャケット(レインジャケット)」で対応しました。ナイロンジャケットの重ね着は動きがスムーズで、思ったより暖かいですよ。 ただ、寒さ・暖かさの感じた方は非常に個人差が大きいので、注意して下さいね。
今回、お天気は良かったのですが、風は強く、雪山は風の影響で随分条件が変わってくる・・・と云う事を体感する事ができました。(風速1mで体感温度が1度下がる・・じゃ今この風で何度位だろう?・・)
私は今まで、幸いな事に、雪山でも強風の経験がありませんでした。風、そして技術面でも、今回が今までのGWの山行の中で、一番緊張した山でした。とても貴重な経験・体験をする事が出来ました。
歩きにすと倶楽部の太田・豊田両講師そして一緒に参加された皆さんに心から感謝したいと思います。ありがとうございました。
by yoshiki | トラックバック (0)