2011年7月30日~31日で南八ヶ岳の硫黄岳から赤岳の縦走に行ってきました。
小屋泊まりとロングコースを歩く体験が今回の登山教室のテーマです。
参加者5名、講師の太田先生、ヨシキスタッフ2名の8名で行ってきました。
一日目のコースは茅野駅~(タクシー)桜平~硫黄岳~硫黄岳山荘でした。
天気は残念ながら雨模様でしたが、時々晴れ間ものぞき、雨具を着たり脱いだりしながら歩いて行きました。悪天候にも関わらず、山にやってくる人は多く、八ヶ岳はとても人気でした。
11時頃に準備体操を終えて桜平を出発しました。
雨の中ゆっくり歩き、途中夏沢鉱泉、オーレン小屋、夏沢峠などで休憩をしながら、ゆっくりと登りました。途中にたくさん小屋があり、トイレには困らなかったです。
霧が出ていたので景色は見えませんでしたが、硫黄岳山荘の周りにはコマクサなどのお花がたくさん咲いていて、とてもきれいでした。
硫黄岳から硫黄岳山荘までは霧が濃く、道に迷ってしまいそうな所もありました。
ケルンに沿って歩くところなのですが、霧で見えにくい時は地図とコンパスで方向を確認しながら歩くことが迷わないポイントとのことでした。
途中高山病になってしまった方もおり、ゆっくり登ったので、小屋には16時過ぎに到着しました。
時間に余裕があったので、ゆっくりでも明るいうちに小屋に到着できました。
小屋でゆっくりと休んで、明日に備え、20時には消灯でした。
二日目のコースは硫黄岳山荘~横岳~赤岳~文三郎尾根~行者小屋~美濃戸口~(タクシー)茅野駅でした。
朝食をしっかりと食べ、準備体操もして、6時半に小屋を出発しました。
二日目も天気は曇りと雨で、霧が出ていて、景色は期待できなそうでした。
横岳の辺りは梯子があったり、鎖場があったりで、天気がよければそんなに危なくないところだけれど、雨で濡れているので、皆さん集中して登りました。
今まで練習してきた、3点確保も実践して、順調に進んで行ったのですが、横岳を過ぎた平らなところで休憩をしようとしたときに一人転んでしまい、足首を負傷してしまいました。昨日からの疲れと、緊張が緩んだのだ為かもしれません。
応急処置で薬を塗り、テーピングと三角巾で固定をしました。荷物はみんなで分担して持ち、とりあえず赤岳展望荘まで行き、コースの変更をしました。
赤岳は行かずに、少し戻り地蔵尾根を下り、行者小屋に行き赤岳鉱泉に降り、北沢を通り美濃戸口までのコースに変更になりました。
行者小屋からは、負傷した方と太田先生、スタッフの3人のグループと、他の方たちとスタッフの5人のグループに分かれました。
色々なハプニングはありましたが、明るいうちに下山できました。
山では何があるかわからないし、何かあった時はあるもので何とかしなければならないので、判断力や経験、知識などの必要性を実感しました。
いろいろ勉強になった2日間でした。
参加者の皆様お疲れ様でした。
by スタッフA