日光戦場ヶ原スノーシューハイキングと温泉
朝、ガイドとの集合場所である三本松の駐車場に降り立つと気温は-10℃。
ほぼ無風快晴なので、寒さはそれほど感じることはありません。ほんの数日前のドカ雪のおかげで、もしかしたら雪など無いかもしれないと心配されていたことが嘘のようです。
湯滝の駐車場入り口からツアースタート。
ひとまず、まだまだ氷の発達していない湯滝を見上げ、雪の木立の中へ。
下草はすっかり姿を消し、明るいシラビソ、ダケカンバの原生林。
130cmのストックでは下までは届かない雪の上。
そんな雪の壁に囲まれて小川が時々顔を出し、どうやら魚の気配までがあるようでした。
川を渡りゆるい雪の丘を乗り越え、水鳥がのんびり休んでいる今回のランチポイント、泉門池に到着。
ここは小川も流れ込み、水が明らかに湧いているのが見て取れるほどなので凍りつくことが無いようです。
遠くに日光連山を見ながらガイドの用意してくれたトン汁で体が温まり皆さん話がはずみます。
ツアーを再スタートしてからほんの少し歩くと、いきなり目の前に木々が無くなり白一色の戦場ヶ原がドーンと広がりました。
綺麗に男体山が望めます。
うっすらと木道だと判るその上を用心して歩き、再び木立の中へ。気がつけば一本の大きなダケカンバにコゲラや、エナガなどの小鳥たちがこちらなんて素知らぬ顔で何匹もいます。
雪が音を吸収し生き物の気配を消してしまうのでなかなか目を凝らさないと気づかないものです。
平日ということもあり、他のグループにはほとんど会うことも無く、貸切のフィールドとなり、楽しくツアー無事終了となりました。
By 別所