2003年花と温泉トレッキング。今年は物語山から始まりました。
3月末頃から募集を開始したのですが、私たちスタッフの想像以上に申込がありキャンセル待ちも10人以上になってしまった為、急遽スタッフ内で協議をし、なるべくなら、参加したいと思っている方にはなるべく多く行っていただきたい。・・・
と言う事になり大型バスに変更させて頂きました。
今回の物語山は「アカヤシオの花が咲く伝説の山」との事だったので、悲恋の話とかのロマンチックなお話を想像していたのですが、なんと平家の落ち武者の話でした。
でも「メンバ岩」はとても目立つ岩で、物語が生れるのも納得!・・の岩でした。
バスより降りて、しばらくはとても広い道でしたが、道路からそれて山道に入っていくと急に人一人しか通れない細い登山道で、しかも急勾配・・・さらに悪い事に前日の雨で足元が滑りやすくなっていました。いきなりだったので、戸惑いながらも、リーダーの館野さんのペース配分のもと、ゆっくりと、慎重に登っていきました。
1時間程で、コルに到着。途中樹林帯だった為景色はありませんでしたが、新緑がきれいで、空気も澄んでいて、自然ってほんとにいいな!と実感させてもらえました。
一方で、「でもこの登りを後で下らなければならない・・・それには足元が心配・・」そんな思いも登っていてあったのも確かでした。
ともあれ、快適な汗をかいて、一休みしたあと、さあもう一頑張り! 頂上はもうすぐです。
20分位で頂上到着。木々の間から景色は見れるのですが、ガスでほとんど見えませんでした。
帰りの下りの事で、リーダーの館野さん・徳山さんと協議をした結果、この状態だと、下りはかなりの時間がかかるだろう・・・との事で、急遽ランチタイムを30分に短縮し、早めに降りはじめることにしました。途中ロープが張ってあるところもありましたが、無いところで、一部滑りそうな場所があったので、そこはロープをフィックスしながら、ゆっくりと降りていきました。
下りは思った通り、よく滑りましたので、皆真剣です。トレッキングポール等を使いながら、慎重におり、全員無事に下山する事ができました。
参加者の皆さんは今年初めての山行で、しかも、急登で、しかも足場も悪い・・・と言う悪条件になってしまい、登ったのは良いが、降られるだろうか・・と本気で心配していたようです。 でも全員無事に下山できて、逆に自信につながったようです。
アカヤシオの花はまだほんの少ししか、咲いていなくて残念でしたが、新緑と、この山を登下山出来た自信がお土産になったのではないかと思います。
この後は皆さんお楽しみの温泉で汗を流して、帰途につきました。
参加者の皆さん大変お疲れ様でした。ご参加ありがとうございました。
花と温泉トレッキングスタッフ一同〔館野・徳山・吉野X2(晶子&とよ子)〕