8月15日夜~19日まで、北アルプスの奥座敷と言われる雲ノ平に行ってきました♪
数年前に裏銀座縦走した時に、水晶だけから見えたんです。
遠くだったんだけど目の前にはっきりとみえました・・あんなに標高の高い所になんでとてつもなく広くて水平な世界がひろがっているんだろう???・・
その名は「雲ノ平」・・そこにはいろいろな国の庭園がひろがっているらしい・・・・・
その時思いました・・・「雲ノ平」あの何処までも広がる世界、そして雲上の庭園・・・
いつか行ってみたい******* 今年その夢がとうとう実現しました\(^o^)/
今回の同行者はいつものAちゃんです。
コース:折立(富山県)~太郎平小屋~薬師沢~雲ノ平山荘~三俣蓮華岳~双六岳~鏡平小屋~新穂高温泉3泊4日 富山から入り岐阜を経由して長野に下りました。
Aちゃんとの凸凹コンビの山旅・・・ハプニングの連続でしたが、とても楽しい4日間でした。4日間の出来事、感じた事を旅の思い出としてズラズラと書いてみたいと思います(*^_^*)
東京から15日21:15夜行バスに乗り込みました。
いよいよ雲ノ平山行の始まりです (^_^メ)
富山駅に5時ごろ到着予定。
明日に備えてしっかりと寝て行かなきゃ!
途中1度のトイレ休憩。
日付は16日になっていました。カーテンを閉めしっかりと睡眠モード・・・突然
「もうすぐ富山に到着します。降りられる方は準備をして下さい」とのアナウンス。
時計をみるとまだ3時半。「エぇ~もう到着?」 慌てて靴を履き、降りる準備・・
外はまだ真っ暗
不安になったのでバススタッフに尋ねました・・
「こんなに早く到着しちゃって、休むところは?」
「いや~無いんですよ」と冷たい返事
「えぇぇ~私達どうすればいいの???」
15名ほどが富山でおりましたが・・・・
駅構内もまだシャッターが閉まっているので、路上に座って、仮眠をとる羽目に・・・
いきなりの想定外事件・・・うぅ~ん(~_~;)
5時過ぎ富山地方鉄道のシャッターが開き、駅構内の待合室に。ここで朝食。
待っている人達に目的地を訪ねるとほとんどの人が、立山方面。やっぱり、立山方面の方が人気があるんだね・・
5:40発の地鉄にのりこみました。
有峰口でバスに乗り換え折立へ バス乗客は私達を含めて10名程度・・思ったより少ない
有峰口では朝の日差しが気持ち良かった
バスは7:30折立到着 到着してビックリ!
折立に着くと駐車場は満車。車が溢れていました。
ここは、車で来るところなんですね。
電車で来た私達がマイナー????
ここには折立ロッジがあり、広場・無料休憩所・トイレ・自動販売機等があり、皆ここでそれぞれに準備をし出発して行きます。
富山で3時半にバスから降ろされたご夫婦にも再開。2人は直通のバスで来たとの事でした。60歳前後のご夫婦でしたが、テント泊で薬師岳から室道に向かうとの事でした。支度をしていると別のご夫婦に声をかけられました。太郎平小屋までとの事。「それでは小屋でお会いしましょう」
山で会う方たちは、初めての人でも気楽に声を掛けてくる。良いですね。お互い名前も知らないのに山の話に花が咲いたり、情報交換などして・・・・こういう山での出会いも楽しみの一つですね。
ここから登山が始まります。
登山口とは書いて無くて、「太郎山を経て薬師に至る」
と書いてありました。今日の行程は折立~太郎平小屋
私達も準備を整え7:50出発しました
最初は樹林帯で、いきなりの急登です。
歩き始めると、登山道脇にはお花や実がいっぱい
左から・・・
・ゴゼンタチバナ(樹林帯の中のは、すでに赤い実をつけていました)
・ツルリンドウ
・アカモノの実(登山道沿いにとても多くみられました。お花は白くてかわいいですよ)
・お花の名前が解りません(~_~メ)・・この花も登山道沿いで多く見ました
お花達に励まされながら樹林帯を登っていきました。
高所とはいえザックを背負っての登りは汗びっしょり。今回私は食べ物をいっぱい持ってきました。
いつもの山行よりコースタイムに余裕があるので、今回は山での食生活を豊かに・・と張り切って持ってきたのです・・・あんこ玉、・イモヨウカン・ブドウ・・定番のきゅうり・ミニトマト・・
これだけ持ってくるとやっぱり・重い・ですよね\(◎o◎)/ 早く軽くしなきゃ♪
樹林帯を抜けると視界がぱっと開け青空が広がっていました。ここからは気持ちの良い爽やかな稜線歩き。
ベンチがあり、下山してくる人、これから登る人、それぞれが休憩をとっていました。
私達もエネルギー&水分を補給の為休憩。
平日なのに賑やかです。下山する人達は次々に到着。
この写真はベンチより20分程上部。普段あまり写真を撮らないAちゃんも写真を撮っています。
青い空、白い雲、広い草原状の稜線・・夏山トレッキング満喫\(^o^)/
今朝通ってきた有峰湖が見えてきました♪
その向こうには山々のシルエットが浮かんでいます
手前の黄色く見える草原はキンコウカの群生。
樹林帯とは違う種類のお花達・・・・・
白い可憐なお花・・でも名前が????
丁度下ってきたお姉さんが教えてくれました。
左:イワイチョウ 右:イワショウブです♪
この可憐なお花達は太郎平小屋まで登山道の両脇をズーッと彩っていました。
黄色い花が群生しています。
なんとニッコウキスゲです・・・
この時期にキスゲが見られるなんて・・
期待していなかっただけに・・うれしい!
余談ですが・・・7月に霧ヶ峰にニッコウキスゲを見に行ったら、なんと柵に囲われていたんです。シカ除けなのだそうですが・・・ちょっとガッカリでした。だから今日はラッキーです(^_-)-☆
足元にはかわいいお花。
リンドウ系だとは思うのですが白い色をしているので・・この花の名前も不明
花にみとれて、ふと空を見ると、いつの間にか怪しい雲が湧いていました。
広い稜線歩は植生を守るために、木道だったり、木等で完全に登山道を区切り、それ以外には立ち入らないようになっていました。
地の果てまで続いているような真直ぐに伸びたゆるやかな登山道。ザックを背負った登山者が米粒のように見えますね。
そう、同行のAちゃんも米粒になってしまいました。
追いかけなきゃ・・おいて行かれちゃう
Aちゃんは、足は長いし、若いし、体力あるし、
私とは正反対!おまけに私は好き好んで重いザックを背負ってるし、登山道脇のお花達にいちいち感動して、お花を見つめているし、写真は撮るし・・・
私が一生懸命歩いたって追いつける訳ないですよね。
そう・・Aちゃんは優しいのです。状況に応じてちゃんと待っていてくれるんですよ・・・
この待ち時間を彼女は写真休憩と称しているようですが・・・
この時もこのイワショウブに見惚れて・・・
このイワショウブなんで赤いんだろう????
良く見るとこのイワショウブは花が終わり、種になるところでした。
寄り道ばかりしていたら、前方は黒い雲に覆われ、今にも雨が降り出しそうになってきました。
ヤバイ!
こんなにゆっくりしている場合じゃ無い。
急がなきゃ
早歩きをして一生懸命頑張っていると・・・
さっきの黒い雲は横切っただけで、また元の青い空にもどりました
もう大丈夫!
今夜の宿泊地、太郎平小屋も見えてきました♪
チングルマの大群生が出てきました。
花はすでに終わり、風車のような穂になっていましたが、濃いピンク色でとっても綺麗。
薬師岳も見えてきました♪
これは写真を撮るっきゃない。
いくら遅くなったって、すぐそこに小屋がある
この天気だって、今だけかもしれない。
このチャンスは見逃せない♪
後で・・・は後悔する事になる!
開き直ってデジカメタイム・・思う存分撮りまくりしよう\(^o^)/
右:雲が切れて姿を現した薬師岳
下:チングルマの群生
下右:夏空をバックに輝くチングルマ
これだけのチングルマの群生は初めてです! すごいですね(^_^)
広~い地平線に立つ太郎平小屋・・
良い雰囲気ですね。
吉野はAちゃんより遅れる事30分。
12:55太郎平小屋到着
登山口で会ったテント泊のご夫婦も先に到着していて、Aちゃんとすっかり意気投合。ご夫婦はランチタイム。ビールを飲んですっかりリラックスしていました
私も仲間に入ってリラックス。
日差しが強く、ああ~夏だ!!!
国立公園の立派な道標が北アルプスの山々を背にしっかりと建っていました。
ゆっくりしたので、小屋に入って荷物を入れてから、外でお湯を沸かしてティタイムにする事にしました。
準備をして小屋から出てくると・・・
何やら雲行きが怪しい・・・お湯を沸かし始めたら雨がポツリ・・あっという間に外に居られない程降ってきました。
屋根のあるテーブルに移動。そこで降る雨を見ながらティタイム。
小屋に到着してくる人達は、びしょびしょ。本当にあっと云う間の出来事でした。
(写真撮っておいて良かった♪ 青空の写真はこの日が最初で最後になったのです)
太郎平小屋はそんなに大きくはないけれど、スタッフは皆気持ち暖かかったです。
部屋は2段になっていて、4人(混んでいる時は8人)づつ区切られているので、個室のような落ち着ける雰囲気でした。トイレも清潔。洗面所のお水も飲める水でした。
今日は朝が早かったので7時半に就寝。初日が終了しました。
to be continue。。。
by yoshiki |Category: mobile | コメント (0) | トラックバック (0)