雲ノ平も3日目に入りました。3日目のコースは前2日間よりロングコース
雲ノ平山荘~スイス庭園~黒部川源流~三俣山荘~三俣蓮華岳~双六岳~双六小屋~鏡平山荘泊
何時もより早い出発にしました。
4:00起床
ヘッドランプを付けて前日に受け取ったお弁当を食べる
まだあたりは暗くて、何も見えない。
外に出ると、もやがたちこめ薄暗く視界は悪い
ヘッドランプを付けて行こうかどうか悩むところ(?_?)
足元が見えない訳ではないので準備だけして・・・
5:10出発 雲ノ平山荘を後にした。
5:25スイス庭園着
水平線まで庭園が続いている♪
湿原に浮かぶ島にはチングルマの穂が一面に覆っている。
コバイケイソウの葉が早黄色く色付いている。秋がもうすぐそこまできている雰囲気。
空は少し明るくなってきた
スイス庭園の木道が終わりハイマツ帯を抜けるとちょっとした下り。
ガスの中に見えてきたのはチングルマの花の群生。
チングルマは雪解け直後に咲きだす花・・・
この斜面は最近まで雪が残っていたのだろう・・・
手前は白い花、奥はピンクの穂になっている
穂と花が一緒に見れるなんて・・・ラッキー!
この斜面にはチングルマの花が群生していた。
少し行くとやはり雪渓が残っていた♪ この道は岩場が出てきたり、細いかったり・・・
前方注意の道ですが、お花は満載。北アルプスでは良く見られるウサギギクも目立ってきました。
一部の葉は黄葉も始まっていました。
この時期の北アルプスの植物は春・夏・秋と季節が混ざって・・・得した気分\(^o^)/。
6:20分岐到着。
↑方向は祖父岳方面。ちょっと遠回りになりますが行ける
→方面は三俣山荘方面。更に庭園を鑑賞しつつ水平道を行く道。私達は庭園を見ながら行ける水平道をチョイス
方角がしっかり記されているのでわかり易く助かります。
このガスの中、ライチョウさんが出てきました。
先を行くAちゃんが見つけて「ライチョウがいますよ」
走って行くと、子供のライチョウが元気に歩いているのが見えました。
急いでシャッターを押したのですが・・・ライチョウさんはこのガスの中に紛れてしまいました。
Aちゃんによると親子で4羽いたそうです。この辺ではよく見かけられるそうです。
濃いピンクのチングルマの穂の向こうに雪渓・・・・
咲き終わったばかりのチングルマ、その向こうに穂になったばかりのチングルマ・・・
チングルマ大競演の一日です(^_-)-☆
快適だった水平道も終わり、笹とコケモモと松が茂る狭い道の登り。数日前からの雨で水が溜まっています。
ここを登り終わると、この先は岩場の下山路
地図に、○迷マークがついている箇所までやってきました。
岩で踏み跡がみえず、コースが良く分らないのですが、時々このように白いペンキで印があるので、安心(^_-)-☆
こんな岩場ですが・・さすがに北アルプス、お花がいっぱい咲いて・・・
コバイケイソウ・アザミの種類?・オトギリソウ・ハクサンフウロ
岩場を下りきると草原に。
はるか遠くまで伸びる道が見えます。
赤い点に見えるのがAちゃんのザック。
ここを登りきり、更に下ると黒部の源流にでます。
7:30黒部源流に到着♪
上部には雪渓が残っています。
ここが黒部川の最上部なんですね。
数年前に黒部「下の廊下」に行きましたが、
高さ数十メートルに及ぶ渓谷になっていました。
なんか感慨深いものがありますね~
あのすばらしい渓谷の始まりがこの場所。。。。。。。
この源流を渡ります。この沢には橋がありません。ロープが1本渡されているだけです。
怖い!と云っていたAちゃん・・無事に渡れました。
渡った川岸にはお花畑が広がっていました。
シナノキンバイの群生。黄色い大きな花を咲かせていました。
ここから三俣山荘を目指します。
登りになるのですが・・・・
ここが道?????と思われるのですが
矢印が付いているからここを登るんだ
でもここは水が流れてきているし、登山道と云うより
まるっきり、沢です。
こんなとこをずっと登らなきゃいけないのかな・・・
と思ったら、そんなことは無く、10m登ったら普通の道になっていました。良かった!でももうちょっと登ってみたかったかも・・・結構こんな道好きなんです。私
源流から20m位登った所に・・・ありました♪
立派な石碑が・・・
この碑には「黒部川水源地」と刻まれていました。
沢の音を聞きながらなだらかなで快適な登り。
ウサギキクが私達に向かって
「ようこそいらっしゃいました」って
云っているみたいじゃないですか?
愛嬌があるウサギギクさん達ですよね(^_-)-☆
こんなお花達に会うと癒されます。
8:20三俣山荘到着。到着時はガスが濃くなり、雨も降って来て、視界3m位であたりは真っ白状態。小屋に入ってトイレ休憩。
ストーブがあったのでここで雨具も脱いで大休止。予定の時間より2時間近く早いのでゆっくり暖かい飲み物でも飲むことにしました。2階が喫茶室になっていて、営業は8時半から・・・
2階に行くと、コーヒーはドリップで本格的。紅茶もポットです。
山で本格的なコーヒーや紅茶が飲めるなんて・・なんて幸せな事でしょう♪
外では風が強くなってきて、フューフューゴーゴー音を立てています。
「この天気でどうしようか・・・双六は強風だと危ないんじゃないかな~」
小屋には登山者があちらこちらから集まってきています。
結局、小屋の方にアドバイスを頂く事にしました。
「三俣蓮華岳は登り、双六の頂上に行かず途中から中道を通るのが一番安全」
「巻道はどうですか?」「巻道は沢を何回か渡らなければいけないので、雨が多いと危ないのでやっぱり中道が一番いいと思う」とのアドバイスで、とりあえず三俣蓮華岳に向かう事にしました。
三俣山荘でかなりゆっくり休憩。
9:20元気が出たところで小屋を出発しました。
外に出ると風も吹き飛ばされる程でもなく、視界も少し良くなってきました。
しかし、登山道は雪渓あり沢のように水が流れてくる登りあり・・・
変化に富んだ登山道でした。
イワカガミが咲いていました。
この時期はほとんど見られないのに・・ラッキー
水滴に被われたチョウジギク・・
ふわふわのお洋服を着ているみたい・・・
10:10巻道との分岐着
ここは迷わず三俣蓮華に向かいます。
初めての縦走で裏銀座を縦走した時は、ここで朝食を食べました。朝から雷で、出発を遅らせたのですが、それでも雷は止まなかったので、巻道を行く事になり残念ながら三俣蓮華と双六にはいけなかったのです。その思い出の場所です。
今回はそのリベンジもあったのですが・・・
頂上直下にイワギキョウが咲いていました。
綺麗に並んで、こちらを向いて、写真を撮ってくださいと云っているようでした。
10:25 頂上着 相変わらず真っ白。
分岐から頂上までコースタイム20分ですが・・・
急斜面で登りにくい路だったので、すご~く長く感じました。40分位かかったような感覚でした。
でも時計を見ると15分。
そうするとAちゃんは10分位しか掛っていない?
Aちゃんスごいね!ホントに。
今回4日間で2人一緒に撮った写真はこれ1枚だけ♪
「本当に2人でいったの?って言われそうだからね1枚ぐらい撮っておこう。」たまたま頂上に6人程居たのでお願いして撮って頂きました。
お天気が良くなかったから、写真を撮る機会がなかなかなくて・・・
三俣蓮華岳から双六岳の間に咲いていたお花達。雨にも負けずに頑張って咲いていました。イワツメクサ・ミヤマホツツジ・トウヤクリンドウ・ダイモンジソウ(花は終わりかけ)
11:20三俣蓮華から丸山を超えて中道と双六岳の分岐へ・・・
「お腹が空いて来たね」・・・と云う事で休憩・・
良く見てみると、この石の指導標。
丸山はいつ超えて来たんだろう???
「で、どうしようか?頂上行く?中道にする?」
「風も大丈夫そうだし、折角だから頂上に行こうか」
と云う事で・・・双六岳頂上アッタック!に決定
by yoshiki |Category: mobile | コメント (0) | トラックバック (0)